髪の毛はどんな構造?


 
Answer
毛幹部分髪の毛は、頭皮の表面から外に出ている部分の髪の毛(毛幹部)と頭皮表面から内に深く潜っている部分の髪の毛(毛根部)に区別されます。通常、髪の毛と呼ばれている毛幹部は皮膚などと違い、一度傷つくと髪の毛自体に治癒する能力がないため、その傷は治りません。毛根部は育毛のためには深いほどよく、浅いと、太毛で元気な髪の毛に育ちにくい上に、本来ならまだ抜けなくても良い髪の毛が抜けてしまう異常脱毛を起こしやすくなります。

毛幹部の構造は右図のようになっています。
真ん中に毛髄質、そしてそれ取り囲むように毛皮質、さらにその周りにはキューティクルがあります。 これはすべて約18種類のアミノ酸をが化学結合をして構成されています。
毛髄質:毛髄質が全くない場合でも異常であるとは限りませんが一般的に毛の太さはこの毛髄質の量によります。色素や脂肪が含まれ、保持機能があります。新生児の毛には毛髄質はありません。
毛皮質:髪の大部分はこの毛皮質です。この層によって、毛質が決まります。繊維状になっており髪の髪の強度を保っています。 また、多くのメラニン色素を含み、人種による体毛の色の差は、ここの色素の量によって変わります。
毛小皮:根元から毛先に向かい何枚ものキューティクルが重なってなっておりブラッシングなど外部の刺激などから髪の毛を保護しています。
毛根部分

左図は毛根部の構造です。
毛根部は毛包が主体で、毛包は毛を包むと書いてあるとおり、毛根を包んでいるわけですが、毛包も毛と同様に毛母細胞から造られています。
毛包とは毛穴より下にあり、ちょうど刀の鞘(さや)の形をした髪の毛を取り囲む組織です。毛包は、髪の毛が造り育てられていく過程で非常に大切な部分です。
生長期の毛根の下部は球状に膨れており毛球と呼ばれています。
この毛球の中には毛母細胞が詰まっています。
毛母細胞の中心部には毛乳頭と言われる組織があります。
毛乳頭は髪の毛を造るに当って非常に大きな役割を果たしています。毛乳頭からはいろいろな信号が毛母細胞に伝えられ、毛母細胞の増殖を常にコントロールしています。
毛乳頭は周囲に網の目のように張り巡らされている毛細血管を通じて髪の毛を発生させるために必要な栄養分や酵素を基に毛母細胞を増殖させます。
その毛母細胞は細胞分裂活動を繰り返し、そして分裂した細胞が角化(硬い髪の毛)して髪の毛になっていき、毛穴から外に出ていきます。