育毛剤の使用量は説明書通りでいいのでしょうか?


 
Answer

これは、意外と知られていない事ですが、医薬品はもちろん、育毛剤にもその育毛剤が持っている本来の効果を十分に引き出すために必要な最低限の使用量があります。これを「閾値」といいます。これは、個人個人の抜け毛や薄毛・細毛などその時の髪の毛や頭皮の状態・体質などによっても違ってきます。1回当りに塗布する量が不足し、自分自身に合った使用量つまり「閾値」(いきち)に達していないと、育毛剤を全く塗布しなかった場合とほとんど同じで、その効果はゼロに近くなります。
 どの育毛剤の場合でも、その効果を十分に引き出すために必要な、最低限の使用量が「閾値」なのです。
 ご自身にとっての「閾値」がどれくらいなのか。まずそれを知ることが、育毛が成功するかどうかという意味で、毛穴の汚れ落としと並んで大きな別れ目となるのです。
 その育毛剤が持っている本来の効果を最大限に引き出すために、「閾値」に達した使用量でお使いください。従って、説明書に書かれている使用量で必ずしも十分な効果が得られるとは限らないのです。

 一つの例として具体的に申し上げれば、髪の毛の量が多い人と少ない人とでは、育毛剤を塗布しなければいけない量が違って来ます。なぜなら、髪の毛の量が多い人は、育毛剤を頭皮に振り掛けたつもりでも、実はその多くが本来付けるべき頭皮ではなく、実際には髪の毛そのものに付着してしまい、肝心な頭皮には十分に塗布されていないのが現実です。従って、育毛剤の成分が、毛穴の奥深くにある髪の毛の製造工場に当る毛母細胞の近くまで必要としている使用量、つまり「閾値」に達していない場合がほとんどです。

 使用される育毛剤の種類や成分、1本当りの内容量をはじめ髪の毛の量の多い方・少ない方、そして髪の毛が長い方・短い方などによっても個人差はありますが、目安としては、150ml〜200ml前後の容量でしたら1本を2週間前後で使い切るのが望ましいでしょう。
 上記の使用量を目安に、ご自身に合った正しい方法できちんと使いましょう。